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Vol.5 信じる者は救われる? 風水の不思議な世界。

今年も残すところあとわずか。今年こそ年内に大掃除をしたいと思ってはいるのですが。ライターのタラです。

普段は占いやまじないの類は気にしないのですが、何故か部屋の模様替えの時だけでは、少しだけ風水を調べてみたりします。枕の向きや書斎机の位置、観葉植物を置いた方がいいのか……などなど。果たして効果があるのか、ないのか。何となく自己満足みたいな気もしていますが、それでも納得できるならば「あり」かなと思ったりもします。実際に役に立つの? そんな風水の世界をちょっとだけ覗いてみましょう。

 

子供のころ、居間でゴロンと昼寝をしていた時です。

「北枕はやめなさい。死んだ人がやるもんだ、縁起が悪い」

と祖母に叩き起こされました。普段は優しい祖母の厳しい言葉、そして「死」というフレーズに子供らしく恐怖したのを覚えています。何となく、良くないことなのだと。

もちろん、科学的には何の根拠もないことです。仏教的解釈で、お釈迦様が亡くなった際の枕の向きが北だったため、「北枕」=「死」の象徴と捉えられるようになり、縁起が悪いとされるようになったのが発端だそうです。

実を言えば、結構な年齢になるまで北枕を避けていました。子供心に刷り込まれた言葉というのは、意外に拭えないものなんですねぇ。

では、今回のテーマである「風水」的に、北枕はどうなの?

これは、かなりの吉兆だとされています。特に金運には最適。風水では、西と北が金運アップには重要な方角とされていて、西でお金を呼び、北で貯蓄するそう。お金を貯めたいならば「北枕」というのが風水では一般的なようです。

では逆に良くない向きはあるの? これが実はありません。どの方角に枕を向けても、何かしらの運気向上の効果は謳われています。

例えば仕事や勉強に効果があるのは東枕、恋愛運を高めたいならば南東枕&北枕、家庭や結婚運をアップさせたいならば南西枕など。正直、一体なぜ、その効果がもたらされるのかは分かりかねますが、まあその時の気分で変えるくらいのスタンスでいいのかも?

 

 

そもそも「風水」って何? 占い? おまじない? 

風水とインターネットで検索すれば、膨大なサイトが表示されます。どのサイトを見ても「風水で〇〇運アップ!」と言った煽り文句が踊ります。ちょっと胡散臭くも感じるでしょう。

しかし、実は「統計学」と「環境学」に基づいた、どちらかと言えば学問に近いものだと言われています。

例えば、風水で言うところの「鬼門」。これは玄関や水回りを造らない方が良いとされる方角のことです(一般的には北東が表鬼門、南西が裏鬼門)。

所説ありますが、これは風水発祥の地である中国において、南西は風で黄砂が吹き込む方角だったため、北東は日当たりが悪い方角だったため、と言われています。

このように生活に即した知恵みたいなものに基づいて構成されているのです。

いかにもな風体の占い師が水晶を覗いて~みたいな胡散臭いものではないんですね。

とは言え、古代中国で生まれた風水と、現在日本で使われている風水は変化・発展し、かなりアレンジされているようでして。説明するとかなり長い話になるので、ここでは割愛します(笑)興味のある方は是非調べてみては?

 

 

さてさて、風水に基づいて何かを「変える」のは大変です。本格的に考えるならば、それこそ「家を立てる」ところから見直さなければなりません。

そこで今回はちょっと目先を変えて「風水的NG」をご紹介します。普段の何気ない行動が、実は家の運気を下げている……かも。

「玄関」

・置物やぬいぐるみが大量に飾られている

・使っていない靴や傘が置きっぱなしになっている

・玄関正面あるいは右側に姿見や鏡がある

「キッチン」

・コンロ近くに包丁が収納されている

・コンロとテーブルが近い

・米びつが空のまま放置されている

「リビング」

・ドアのすぐ近くにソファが置かれている

・暗めのインテリアで統一している

・本棚がマンガや雑誌ばかりで埋まっている

いかがでしょうか。これはあくまで一例ですが、家をちょっと見直すだけで出来そうなことばかり。特に玄関、リビング、キッチンは、家の風水においてもっとも大事な場所。今回もまずはこの三か所のNG点をまとめてみました。

もちろんこれらを改善したからと言って、いきなり宝くじが当たったり、結婚できたり、出世できたりするわけではないでしょう。そんな事が実現したら、みんなもっと風水を勉強するはずです。

ですが、あまり難しく考えず、あくまで快適に暮らすための「一歩」くらいにとらえ、まずは小まめな整理整頓や掃除をおすすめします。部屋や家がキレイだと、それだけでも気分は上がりますもんね。

という事で、部屋の模様替えがやっと終わりました。金運アップを目論んで、久しぶりに北枕で寝ようと思います。

 

 

 

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