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Vol.18 家なのに外。屋外スペースを遊ぼう。

夏はもうすぐそこ。プールやキャンプ、海や川に音楽フェスも! 外遊びのあれこれが「おいで、おいで」と手ぐすね引いて待っていますね。出不精でインドア派のライター、タラです。

そんなインドア派の僕ですが、少しでも外を感じようと、ベランダの有効活用を考えました。テーブルとイスを置いて、コーヒーを飲んだり、読書をしたり、たまに酒盛りしたり……。まあ、狭いし、景色も悪いので即断念しました。

という事で、今回は家にいながら外気分? ベランダ、バルコニー、テラスに縁側などなど。屋外スペースの魅力に迫ります。


以前も書きましたが、昔バックパッカーで世界中をブラブラしていました。その道中、ギリシアに行ったときのこと。泊まったホテルの部屋に、かなり広めのベランダがありました。テーブルとイスもちゃんと用意されていて、しかも景色が良い。朝はそこでコーヒーを飲み、夜は軽く晩酌。観光もしましたが、ギリシアでの一番の思い出はそのベランダです。それくらい居心地、使い心地がよく、僕の理想のベランダ像なわけです。

だから家でもそれを目指したのですが、前述した通り残念な結果に……。もう一畳から一畳半ほど広ければ、あるいは活用できたかもしれません。無念です。今はただ、無機質な唸りを発する室外機が鎮座しています。

 

 

もう一つ、屋外スペースで猛烈に憧れとして印象に残っているのが、僕が高校生の頃に放送した「ロングバケーション」というドラマ。キムタク主演の大ヒットドラマで、ここでは内容紹介は割愛しますが、劇中にマンションの屋上でバーベキューをするシーンがありました。鉄板やテーブルを持ち込んで、肉を焼いて食べて、ワインを飲んで。やっていることは普通なのですが、当時は屋上でバーベキューというのが斬新だった記憶があります。

実は憧れのあまり、コンロとフライパンを持って、家の屋上で真似事をした黒歴史も。もちろん、一人で、です。速攻、空しくなってやめました。

しかし、よく考えてみると、これってベランピングの走りでは?

ベランピングとは、自宅のベランダを使って、豪華かつ手軽に快適にキャンプ気分を味わおうという新しいレジャー。近年のアウトドアブーム、そして世界的コロナの流行によって外出自粛が求められる中で、最近とくに注目を集めています。

一番のポイントは、やはり手軽だということ。実際のキャンプとなれば、大荷物を持ってキャンプ場へ行き、テントを設営し、火を準備して……と思った以上にやることが多いです。もちろん、それがキャンプの醍醐味であり、非日常のための演出ではあるのですが、正直大変。比べて、ベランピングは実質的には家。移動時間ゼロ。水回り完備。疲れたら部屋に戻って休めばいいわけです。

ベランピングと検索すると、いろいろなグッズが紹介されており、かなり意識高めの参考例が多数ヒットします。そもそもが魅力的なキャンプを意味する「グランピング」から派生したレジャーなので雰囲気づくりは肝心。ですが、それはそれ。しょせんは家のこと。ルールはありません。近所の迷惑にさえならなければ、どんな風に楽しんだってOK。

だから高校時代の僕がやろうとしたドラマの真似事だって、立派なベランピング。ただ、あまりにも何もなく、そして一緒に楽しんでくれる彼女がいなかっただけなのです。

 

 

さて、我が家の話をもう一つ。前回、我が家は増改築を繰り返した挙句、妙な配置に台所があったことをお話しました。その後、火事になって建て直したわけですが、どうやら鉄骨部分をある程度流用したそうなのです。そのせいで、不思議なスペースがあります。それがここ

 

 

これは三階のベランダからの写真なのですが、写っている掃き出し窓は僕の部屋のもの。そして写っていませんが、写真手前にはリビングに入れる窓があります。もちろん、僕の部屋とリビングとは別の廊下で繋がっていて、普段はそこを利用しています。まさに目的不明のスペース。

作った意図もわからなければ、名称もわからない。一応バルコニーになるのかな?

とはいえ、そもそもバルコニーって何? ベランダの今風の呼び方? テラスとは違うの? ただただ雰囲気で呼び分けているわけはなく、もちろん基準が設けられています。

 

 

簡単に説明すると、二階以上にあって屋根があればベランダ、なければバルコニー系。

屋上はそのまま屋根の上のことで、転じて人が出入口がある平らな場所。

テラスとは「高台・盛土」を表わすラテン語で、住居一階から続く地面よりも一段高くなっているスペースで、屋根の有無は問わず、となっています。

この条件に照らすと、確かに我が家の謎スペースは「二階にあって屋根がない」のでバルコニーになります。

どうせ使わないからと、リビング側ではここへの出入口にテレビを置いてあるし、僕の部屋側は本棚で塞いでありました。完全なるデッドスペースです。

そこそこ広いので、何かに使えないかとは思っていたところ、最近の趣味に行きあたりました。プラモデル作りです。おもちゃ屋のくせに、僕はほとんどおもちゃに興味がなかったのですが、知人の誘いで始めたらそこそこ面白く。テクニックもないのに塗装をしようとエアブラシも買いました。が、ブラシを吹くスペースがないのです。室内では流石に……。と思い、このデッドスペースを使おうと、本棚を動かし、掃き出し窓を開放しました。掃除して、簡易テーブルを持ち込み、いい感じです。いざ塗ろうと意気込むも、まず日差しが暑すぎる。風もあって部品が飛ぶ。そして、冬になれば今度は寒すぎて無理……というのが目に見えています。

まあ趣味なので休み休みやればいいだけなのですが、中々うまくいかないですね。

 

お、洗濯が終わったようです。さて、男三人分。大量の洗濯物を持って、ベランダに干してくるとします。やっぱり一番ベタな屋外スペースの使い方は、コレですよね。

 

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