Vol.14 あの食卓もびっくり! おもしろライフハック6選。
早いもので、新年度もひと月が過ぎました。学校や職場、住まいが変わったみなさん、もう慣れましたでしょうか? 何も変わらず、心穏やかな日々を送っているライターのタラです。
さて、暮らしに関するコラムを書くようになって、ネットであれこれ検索するようになりました。その中でよく目にするのが暮らしの裏技、いわゆる「ライフハック」関連の記事や動画。
なるほど、世の中にはアイデアマンが多いなぁと感心していまいます。そこで、今回はネットで見かけた裏技の中から、特におすすめかつ手軽に実践できるネタをご紹介します。
1.ビンの蓋が開かない!
何度捻っても開かない。「接着剤でも使ったのか?」と思うくらい、堅く閉まっている瓶の蓋。時々ありますよね。簡単に開く方法はいくつかありますが、最もお手軽かつ確実なのは、瓶の蓋部分に輪ゴムを巻くというもの。これだけで滑りにくくなり、力がダイレクトに伝わります。輪ゴムがなければゴム手袋で代用もできますよ。
ちなみに、ジャムやハチミツなど粘度の高いものは、この蓋が開かない状態が起きやすいそうです。瓶の縁についた残留物がそれこそ接着剤のような役目をしてしまうから。使わなくても、こまめに蓋を開けて、縁を拭き取りましょう。
2.排水口のヌメリを抑えたい!
シンクは毎回掃除しても、排水口まで使うたびに掃除するのは大変。特に我が家はズボラな男所帯ゆえに、水が詰まるまで放置することもしばしば。渋々掃除をすると異臭はするしヌメヌメして感触も気持ち悪いし……。これは全て細菌が原因なわけで、まめに掃除するのがもちろん正解なのですが、ちょっとした工夫で排水口のヌメリを抑制できるのです。
それはアルミホイルをまるめて、排水口に入れるだけ。アルミホイルの金属イオンがいや~な細菌の発生をブロックしてくれるそうです。コツはあまりアルミホイルをガチガチに丸めず、フワッとさせておくことだとか。入れておくだけなので、是非試してみては?
3.電子レンジをキレイにしたい!
ちょっとした食材の加熱から、昨今では「レンチンレシピ」なるものが流行るなど、生活には欠かせない家電、電子レンジ。我が家でもかなり酷使しているわけですが、その分かなり汚れているわけで。これも毎回キチンと掃除すればいいだけですが、まあやらないわけで。油や何かの汁が飛び散りまくりです。
そんな時活躍するのがオレンジなど柑橘類の「皮」。食べ終わったものでOK。これを水を張った耐熱容器に入れて3~5分加熱、そのまま15分ほど蒸らすだけ。皮の成分が汚れや油を柔らかくしてくれるので、キッチンペーパーなどで簡単に拭きとれるようになります。頑固な部分は皮の内側(白い方)でそのまま擦ると効果倍増。臭いも取れて、一石二鳥です。
4.お米を旨く炊きたい!
お米の甘みを左右するのはデンプン。このデンプンは80度程度になると糖分へと分解されて、これがお米の甘みを生んでいるわけです。そしてこの「80度」になるまでの時間が重要で、あまり早く達しすぎるとデンプンがしっかり糖分に分解されず、お米の甘みが損なわれてしまうそう。つまり、炊飯時の水温から80度に達するまでの時間をたっぷり取った方が、より甘みのあるお米が炊けるという仕組みなのです。
一番簡単なのは氷を入れて、水を冷やすこと。目安としては米一合に対して氷一個。先に氷を入れて、溶けたのちの水量の調整をきっちり計りましょう。これをミスすると固かったり、逆にベチャベチャになったりしちゃいますよ。
また、時間があるならば水そのものを冷やすのも手。米と水を入れたお釜ごと冷蔵庫に二時間ほど入れればOK。氷による水量調整も必要ありません!
5.刃物の切れ味を取り戻したい!
切れ味の悪くなった鋏や包丁。砥石を使って研げばもちろん切れ味は戻りますが、手間だしコツもいるし、そもそも砥石がない! そんな悩みを解決すべく、最近は簡単に刃物が研げるグッズも多々ありますが、専門器具を使わなくても、家にあるもので十分代用できるんです。再び登場、アルミホイルです。やり方は簡単。アルミホイルを切るだけ。鋏ならば下図のように、包丁ならば紙を切るときの要領でやればOKです。
残念ながら、あくまで応急処置でしかありません。数回使うと、再び切れなくなってしまいます。最終的にはきちんとした砥石を使うことをオススメします。
しかし、例えばBBQやキャンプなど、出先での緊急時には充分使えるテクニック。覚えておいて損はありませんね。
6.フワフワのタオルを使いたい!
非常に個人的な話をすれば、炊事・洗濯・掃除の中で、もっとも嫌いなのが洗濯です。なぜなら洗濯→乾燥→取り込み→畳み……と工程が多く、とにかく時間がかかるから。特に干す作業が面倒です。そんな洗濯嫌いの僕が試してみようと思った裏技がコレ。古いタオルも干し方ひとつでフワフワに!です。
体力以外は必要なし。ただ干す段階で、タオルを半分に折ってパタパタと振るだけ。この行為自体は干すときにやると思いますが、肝心なのは回数。一回二回と言わず、何度も何度も振るのです。振ることでシナシナになったタオルの繊維を立たせることができるのだとか。
実践した方の写真を見ましたが、20回ほど振ると厚みが倍くらい違いました。古びたタオル、雑巾行きにする前に、是非試してみては?
いかがでしょうか。お金をかけなくても、ちょっとした工夫やアイデアがあれば、暮らしを便利にしたり、楽しくしたり、効率的に改善できるもの。
無論、今回紹介した裏技も万能ではありません。全然効果がなかったと感じる方もいるでしょう。まあ、それはご愛敬ということで。大がかりな投資や道具もいりませんし、どうぞお試し気分で。
まだまだ世の中には暮らしの裏技、テクニックが溢れています。また機会があったら取り上げたいと思います。