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Vol.60 1、149-150、52……? 道にまつわる未知なお話。

自室で使っているパソコン用の椅子を買い替えました。今まで使っていたのは友人に貰ったもので、お古とは言え使い心地よく気に入っていました。しかし経年劣化によってひじ掛けは折れ、背もたれにもガタツキが。寿命でした。心機一転、Newチェアーで原稿を書いているライターのタラです。まだ馴染んでいないのか、座りが悪いです。

さてさて、今回は少しばかり目先を変えて、家から飛び出してみましょう。家を一歩出ればそこにあるのは「道」。仕事に行くにも、学校に行くにも、遊びに行くにも、道を使わなければなりません。すべては道で繋がっているのです。この道の先には何が待っているのでしょうか。それでは進んでみましょう。


かりゆし58というロックバンドをご存じでしょうか? 沖縄出身の四人組で、「アンマー」という曲で日本有線大賞新人賞を受賞した人気バンドです。この曲は本当に名曲で涙腺に来るので、聴いたことがない人は是非。

さて、バンド名のかりゆし58。かりゆしは沖縄の方言で「縁起がいい・めでたい」という意味なのですが、では『58』とは一体何の数字でしょうか? メンバーの記念日? 語呂合わせ? 適当に好きな数字? …………正解は国道58号線のこと。この国道は、沖縄の那覇から海を超えて鹿児島まで続いており、自分たちの音楽も海を越えて全国に届いて欲しいという意味が込められているそうです。

 

 

……と、かりゆし58の由来を調べていてふと疑問に思ったのです。そもそも国道って何号線まであるの? そしてどういう基準で数字が割り振られているの、ということに。

 

光栄なことに我が町・清水には「国道1号線」が通っています。別に一番偉いわけではないでしょうが、何となく1は意味ありげだし、誇らしいわけで。

しかし、次に清水に登場するのは2や3を吹っ飛ばしていきなり52号線。さらにもう一本は150号(149号)まで突き抜けます。子供のころ、「何で?」と思った記憶があります。何となく国道の完成順なのかな、くらいの認識でした。

実際は何の数字?

結論から言えば完成順でも計画順でもありません。ざっくりと言えば「指定」された順番です。指定とは? となりますが、そもそも考え方が逆でした。

まず道があり、そこに国道としての数値を割り振っていったというイメージが分かりやすいかもしれません。確かに「道」は何を決めるでもなく存在しており、そこに暮らす人々が普通に使っていたものです。人の往来があれば、そこは道なのです。

たとえば、五街道(東海道・中山道・日光街道・奥州街道・甲州街道)は江戸時代、徳川家康によって整備計画が進められ、徳川二代将軍・秀忠の時代に制定されたもの。江戸と各主要都市を結ぶ基幹街道として存在していたわけですが、当然、当時は国道という概念などはありませんでした。

「国道」が登場、制定されるのは、グッと時代が進み昭和27年。細かい説明は省略しますが、この時に日本中の道路を改めて整理、区分し、現在は廃止されていますが一級国道、二級国道といった分類を経て、現在の国道の形が成立しました。その際、重要度が高いとされた道路から1号、2号と数字を振っていったということなのです。

(より詳しく、詳細をしりたければ「道交法https://laws.e-gov.go.jp/law/327AC1000000180」へ)

最も早く完成したわけでも、一番最初に計画されたわけでもないかもしれませんが、最も重要だと考えられた国道、それが1号線と謳っても過言ではないかもしれません。

まあ、我が町の道のように語ってしまいましたが、国道1号線の起点は東京中央区、終点は大阪府大阪市。静岡はその動線上にあるに過ぎないのですが……。

 

 

ちなみに現在、国道は1号から507号まであります。がその内、統廃合等で欠番となっている数字もあり、国道59~100号はごっそり存在しません。意外にアバウト?

ここで国道アラカルトをご紹介。

 

補足しますと、陸上区間で最も長い国道4号は東京都中央区日本橋~青森県青森市間。総延長を含め最も長い国道58号は鹿児島県鹿児島市~沖縄県那覇市間ですが、約70%(609.5㎞)が海上区間となっています。

最も短い国道174号はいわゆる港国道(重要港湾・飛行場と主要国道を結ぶ一般国道の通称)で、国道2号から神戸港へと通じる区間です。次いで短いのが国道189号で372mなので、断トツで短い国道となっています。

最も高い所にある国道292号は 長野県と群馬県の県境の渋峠地点。逆に低い国道409号は、東京湾アクアラインの東京湾の海底にあるアクアトンネル。俗にいう海底トンネルです。

この他にも、車が行違えない激狭国道、そもそも車が通行できない通称「階段国道」、商店街がそのまま国道になっている「アーケード国道」などなど、ユニークな国道があります。興味がある方は是非調べて、足を(車を)運んでみては?

 

 

道は自動車だけのものではありません。無論、私たち人間が歩くためのものでもあります。そもそも自動車が誕生するはるか以前から道はあったわけで、まあ当たり前の話なのですが……。

「道」の明確な起源は判断が難しいところではありますが、人間や動物が食料や餌を求めて歩き回るうちに草が踏み慣らされ、それとなく通り道のようになっていった小道がその始まりだと言われています。舗装もなにもない獣道みたいなものでしょうか。

現在発見されている最古の道(それらしく整備された跡)はイングランドにあるSweet Trackと呼ばれる土手道で、紀元前3800万年頃のものだと言われています。

 

 

昼間の仕事で毎日運転していますが、プライベートではあまり運転をしません。駅が近い&駐車場が微妙に遠いという家の立地条件はありますが、単純に運転が面倒くさいというのもあるかも。しかし、友人の多くは、本当にちょっとコンビニに行くというだけでも自動車を使います。

駐車場もなるべく店舗入口に近いところを探してグルグルするのが当たり前で、「そんなに歩きたくないのか」と思うことがしばしば。とにかく現代人、歩かない。

 

健康的な生活を持続するためには「一日8000歩」を目標にウォーキングするのが良いと言われています。

僕の場合で計算すると……

歩幅が81cm(身長180×0.45)

81cm×8000歩=648000m(6.48㎞)

歩く速度時速4㎞×6.48㎞=おおよそ1時間37分

時速4㎞の徒歩はかなりゆっくり歩く場合なので、意識的にウォーキングをする場合はもう少し早歩きになるとは思いますので、大体1時間~1時間半くらいでしょうか。こう見ると結構ガッツリ歩かなければ達成できそうにありませんが、別に無理して一回で歩く必要はありません。20分の徒歩を何セットかに分けてもいいですし、何なら10分刻みでも問題はないと言われています。健康のために無理して歩いて、身体を壊しては本末転倒ですし。

最近はスマホのアプリにもウォーキングをサポートしてくれるものが充実していますし、好きな音楽だってスマホなら聴き放題。スマホ、凄いなぁ。

 

 

いつもの道も、自動車から降りて歩いてみれば、見える景色も変わるはずです。ちょっと脇道を入れば、知らなかった場所、雰囲気のいいお店、心地よい公園なんかに出会えるかも。身体のためだけでなく、心の健康にも「道」を「歩く」のは最適かもしれません。

 

「もっと歩こう」、と思いつつ、僕は明日も電車で通勤するのです。

 

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