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Vol.2 寝る子は育つ。いざ、Go to the bed!

ご無沙汰しております。ライターのタラです。

コロナ収束の兆しも見えず、ここ静岡でも緊急事態宣言が発せられ、気軽にお出かけするのも憚れる日々。ストレス、溜まっていませんか? 外出はダメでも、せめて家にいるとき位は快適に過ごしたいものです。ということで、今回は人間の三大欲求、「睡眠」についてのあれこれ。

264時間11分。

なんの時間だと思いますか? これはかつてギネスブックに登録された「断眠」の世界記録。日数にして約11日間、この挑戦者は起き続けました。しかし、その途中で体調不良や記憶障害、幻聴や妄想、四肢の痙攣などを発症、一時は危険な状態に。幸いにも実験後に回復はしましたが、以降、断眠への挑戦はギネスブックから削除されています。ちなみに、挑戦者はアメリカの高校生で、なんと冬休みの自由研究のためだったとのこと。世界には酔狂な人がいるものですね。

 

一方、「断食」の世界記録は385日。断眠の30倍以上も耐えられることになります。ついでに性欲に関してですが、こちらは明確な記録はなし。ですが、あくまで個人的感覚で言えば3年でに5年でも耐えられると思っています。多分(汗)。

このように他の欲求に比べて、圧倒的に耐えるのが難しい睡眠。裏返せば、それはつまり、人間にとって睡眠はとても重要なこと、きちんと寝ましょう、と言う体からのSOSなのです。

 

早寝早起き病知らず、早起きは三文の徳、果報は寝て待て……。

日本にも古くから睡眠に関することわざが多くあります。科学的根拠などなくても、生活する中で、いかに眠ることが大事か。昔の人も、きっと肌感覚で知っていたのでしょう。良い眠りは一日の疲れを癒すとともに、明日への活力の源になります。

さて、みなさんは、良質な睡眠、足りてますか?

 

 

ひと口に睡眠の質を向上させると言っても、やはり一朝一夕でどうにかなるものではありません。長年の習慣は一晩二晩では中々抜けません。しかし、睡眠に、もしかしたらマイナスになるかもしれない要素を取り除くことはできます。当たり前の習慣をちょっと変えるだけで、睡眠がガラッと変わるかも? 少しだけご紹介しましょう。

 

●真っ暗な部屋で寝ない

意外ですが、完全暗室状態は逆に寝付きを損ねる、そんな研究結果があります。暗闇は不安感を生み、前後関係が把握できないことで、心理的な負担がかかるそう。

最も快適な照度は1~30ルクス程度。イメージとしては、ホテルのフットライトのみを点けた時の明るさ。また、直接明かりが目に入らないように、間接照明なども有効だそうです。

 

●スヌーズ機能をやめる

便利で使っている人も多い、スマートフォンや携帯電話のスヌーズ機能。5分とか10分おきにアラームが鳴ることで寝坊防止の一躍を担う優れモノです。しかし、せっかく脳が起きたのに、スヌーズ機能があるから二度寝しよう、となると、脳に過度な負担をかけ、混乱を招くことも。結局起きるの?寝るの? そんな状態です。結果、半覚醒で起きるはめになり、日中の眠気や怠さにつながることもあるそうです。心当たりのある人は、一回スヌーズ機能を切ってみては?

 

●部屋を暖めない

暖かい部屋で、冷たい布団に入るのが気持ちいい。そんなことを言っていた友人がいました。試すと確かに独特のひんやり感が心地よいです。しかし、部屋を暖めすぎるのは逆効果。とある研究では人間が最も眠りにつきやすい室温は18℃だそう。流石に寒すぎる気もしますが、例えば足首を布団から出すだけで、かなり寝付きが良くなるなんて例も報告されています。少しの工夫をするだけで、すっと眠りにつけるかも。

 

 

もちろん、これらはあくまで統計です。ちょっとでも明るいと眠れない人もいるだろうし、寒いと夜中に起きてしまう人もいるでしょう。絶対間違っているとは言い切れません。

でももし、日々の睡眠にちょっと物足りなさを感じているならば、試してみても損はないでしょう。今夜からもできるものばかりですし。

ちなみに僕はスヌーズ機能をやめて、目覚まし一発で起きるようにしました。多少、目覚めはいいかも。

 

そろそろ夜も更けてきましたね。それではみなさん、おやすみなさい……。

 

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