ブログ

Vol.8 モノがなくても心は錦? “捨てる”篇

早いもので2022年が始まり、もう一か月が過ぎようとしています。光陰矢の如し。年々、時間が早く過ぎるように感じるのは年齢のせいでしょうか。ライターのタラです。

結局、昨年末から部屋はたいして片付かず。そもそもモノが多すぎるのでしょう。相変わらず入りきらない本が床に平積みされていますし、クローゼットも春夏秋冬問答無用に服が突っ込まれている惨状です。片付け上手になりたい! いや、モノを持たずに暮らしたい! と言うことで今回はそんな願望の手助けできるかも……しれないテーマでお送りします。


昨今、大掃除と言えば真っ先に話題に挙がるのが「断捨離」ではないでしょうか。「断ち」「捨て」「離れる」と言う、元々はヨガの思想が起源らしいですが、2009年ごろからその考えを掃除や片付けに活かすという形で広がり、なんと流行語大賞まで受賞。以降ブームは続き、掃除・片付けに限らず、あらゆる事柄、仕事や人間関係まで断捨離しようなんて提唱する書物も出回るほど。人間関係を捨てるなんて、個人的には結構怖い考え方だなぁと思ったりしますが……。

断捨離の深い思想はさておき、簡単に言えばあらゆる執着から解放されようと言うことなのでしょう。

 

僕もやりがちですが、収納グッズを新たに買い、配置をあれこれ変え、とりあえずは掃除をし、片づけたような気になってしまいます。しかし、実際は変わらないどころか、収納家具が増えた分、部屋は狭くなり、そしてそれもいつかは満杯となり、また収納を増やして……そんな悪循環から抜けられません。

これを打破するには、ずばり「モノを減らす」しかありません。そして、これが中々できないわけです。二度と使うことがなくとも、例え壊れていても、とにかくモノが捨てられない。典型的な貧乏性なのでしょうか。

我が家は1Fが店舗(開店休業中ですが)で、その奥が倉庫になっています。店が繁盛していた頃はまだ在庫を置くスペースとして有効活用していましたが、今は物置と化しています。友人に見せたら「ゴミ置き場か」と呆れられました。正直、足の踏み場もありません。

そこにあるモノの大半は使いません。古い布団、買い換えた家電や家具。壊れた自転車。その他、多分ゴミらしき数々。倉庫を全部検めてみれば、99%捨てるべきモノだと思います。それは分かっているのです。が、取り掛かれない。手間・時間・お金などを言い訳に長年放置しているのです。

 

(我が家の倉庫の惨状。ゴミしかない。家の闇です)

結局、大上段に「断捨離」と言っても、いきなり何でもかんでも捨てるわけにもいきません。躊躇もあるでしょう。やはり、断捨離を断行するには、ある程度コツがあるようです。参考になりそうなポイントをまとめてみました。

 

 ● 収納グッズを買わない

これは心当たりがある人、多いのではないでしょうか。先述しましたが、僕もそうです。片づけるために収納グッズを買い、それが溢れたらまた収納を増やす。モノが増える負のスパイラルです。

しまおうとしているモノ、本当に必要ですか。収納グッズを買う前に、まずそれを見直すことが肝心。結果、捨てて良ければ、収納を増やす手間もお金も減ります。

 

 ● モノを一か所にまとめてみる

断捨離のコツは、一気にやりきることだそう。そのために、どこに何があるかを把握するために、不要だと思われるモノを一か所に集めて、総量を見極めるのがオススメ。買ったことすら忘れていたモノが出てきたり、ずっと探していたモノが見つかったり、はたまた同じモノが何個もあったりと、家の中にいかに「モノ」が溢れているのかを見つめ直すことで、捨てる決意もしやすくなるようです。

家のモノ全部となると、それをまとめるスペースの問題もあるので、ある程度エリアを区切ってやってみても良さそう。我が家はやっぱり倉庫からかなぁ。

 

 ● 使用頻度に分別する

断捨離は洋服から始めるのが、継続のコツ。洋服ならば着る・着ないの判断がしやすいからだそうで、目安として2年着なければもう着ないと判断し、売るなり捨てるなり譲るなり、手放す基準とする人が多いようです。

ちなみに僕は、中学生の時に買ったトレーナーをいまだに着ています。25年くらい前のモノですが、お気に入りです。友人と遊んだ時に着ていったら「まだそれ着てんの? 物持ち良すぎだろう」と驚かれました。

一方、2、3年前に買って、ほとんど来てない服もあります。多分、今後も着ないでしょう。そんな服は、とっとと手放しましょう。

 

 ● 処分品はなるべく早く手放す

意外な盲点かもしれません。捨てるなり売ると決めたモノは、なるべく早く処分すると言うことです。友人にあげるつもりだからと保管しておくと、いつまで経ってもモノは減りません。捨てる→手放すのスパンを短くし、モノが減っていく実感を見ながら進めるのが、断捨離を完走する秘訣なのかも。

 

 

もちろん、今回紹介したのは「断捨離」と言われるものの、ほんのさわりでしかありません。大々的に断捨離しようと思ったら、ある程度の計画も必要でしょう。とりあえずで始めてしまうと、ほぼ確実に挫折します。僕の経験談です。

例えば手伝ってくれる友人や知人を集めておく。粗大ゴミを出す手配をしておく。すぐ捨てられるようにゴミの日に行うなど、初歩的な段取りは組むべきです。

 

今回は、モノを「捨てる」にフォーカスしてみました。思った以上に奥が深く、構成してた内容の半分くらいしか書けませんでした。

という事で、初の前後篇。次回は、モノを「持たない」にスポットを当ててみたいと思います。そう。いわゆるミニマリストの世界です。どうぞお楽しみに。

 

前へ戻る