ブログ

Vol.20 Enjoy play! 家を遊び場にしよう。

以前、お姉さんが接待してくれるお店に行った時のこと。趣味とかあるのと聞かれたので「読書」と答えたら、苦笑いとともにスルーされました。何かリアクションをして欲しいものです。一体、どんな趣味なら盛り上がるの? ライターのタラです。

さて、みなさんは趣味はありますか。キャンプに釣りにスポーツ、アイドルにガンプラに鉄道、ゲームに料理にスノボー、アニメ……etc……etc……。趣味はあくまで個人的なもの。例え人の共感を得られなくても、自分が楽しめればそれで良し。今回は、趣味が高じて家に最高の“遊び場”を作った例を紹介。仕事も大事。家族も大事。でも、遊びも同じくらい大事ですよね。

では、行ってみましょう!!


いつだったか、どこだったか。恐らく、取材でお邪魔した誰かのお宅だったとは思うのですが、その家には壁にスクリーンが掛かっており、プロジェクターを使って大画面で映画を観ることができる「ホームシアター」がありました。聞くところによると、ご家族みんなが映画好きで、家でも大画面大迫力で映画を楽しみたいということで、ホームシアターを作ったそう。

最近では公開してほどなくしてテレビでも放映されますし、サブスクを使って気軽に、いつでも映画を楽しめます。が、そもそも映画は映画館の巨大なスクリーンで観ることを前提に制作されている部分もあり、やはり映画本来のダイナミズムみたいなものを実感するにはテレビは小さすぎるのかもしれません。

もちろん、スクリーンやプロジェクターだけでなく音響設備に防音対策、さらに凝るならば座り心地の良いソファや座椅子まで。本格的に構築するにはそれなりにお金もかかります。そして、ここまでやったとしても、映画館そのものにはなりません。

しかし、逆に自由度は圧倒的にホームシアター。一時停止や巻き戻し、疲れたら止めて休憩するのもよし。家族友人とおしゃべりしながら観たって、文句も言われません。当たり前ですが、これは映画館では絶対にできません。

それに、別に映画だけでなくスポーツ中継や音楽ライブを流してもOK。今年はサッカーワールドカップもありますし、家でパブリックビューイング気分が味わえるかも!?

 

 

みなさん、楽器は弾けますか? 僕はからきし駄目。昔、一瞬だけバンドを組もうとしたことがあって、余っていたパートがドラムしかなく、やむなくドラムを練習することに。友人が持っていた簡易キットみたいなドラムを使ったのですが、そもそもリズム感が皆無。両手両足を別々に動かすことができず、静かにフェードアウトしました。楽器が弾ける人って、素直に尊敬してしまいます。

そして、楽器にとって常に付きまとう問題が「音」ではないでしょうか。演奏するための防音部屋があったり、隣近所に家がない場所に住んでいるならばまだしも、そんな好条件に当てはまる人はごく一部。やはりスタジオをわざわざ借りたり、演奏の時間を気にしたり、中々に苦労するものです。

時間を気にせず、音も気にせず、集中して楽器を楽しみたい。そんな願望を叶えるべく、部屋に防音の録音ブースを造った猛者がいます。その持ち主は、友人が組んでいるバンドのメンバー。

大き目の電話ボックスみたいなブースをまるごと部屋に搬入、設置。楽器の演奏はもちろん、彼は曲作りが趣味で、時間があれば日がなブースに籠って、作曲に没頭しているそうです。

このブースを使った友人曰く「最高。欲しい」とのこと。楽器を弾く人たちにとっては、まさに垂涎の「遊び場」と言えるでしょう。

しかも、何が凄いって、コレ、賃貸マンションなんです。ちゃんと契約の範囲内で作り、問題はないそうです。賃貸だからって諦めないで。アイデア次第でもっと遊べるんです!

 

 

 

以前も少しだけ触れましたが、最近プラモデルにはまりつつあります。テクニックもないのにエアブラシまで買ったのですが、それを使うスペースがなくて困っています。塗料が飛ぶので部屋の中で使うにはきちんとした塗装ブースがないと吹けません。しっかり排気がされないと臭いもこもりますし。外でやるのもありなのですが、天気にかなり左右されるし、やはり塗装ブースが欲しいわけです。

先日、久しぶりに会った友人のT君。噂でプラモ好きだと聞いていましたが、何とかなり本格派でした。家にもちゃんとした塗装ブースがありました。「あまりお金をかけたくなかった」というブース。手作りできるものは自作し、総額1万円ちょっとで作り上げたそうです。

手作りのいいところは、サイズ感をスペースに合わせられるところでしょうか。仮に狭いスペースしか使えないとしても、それに合わせて作れば、充分使いやすいモノになります。

まあ僕の場合は、まず「どこにブースを設置するか」から考えなければならないので、先は長いですが……。

ちなみにこの友人。こうやって作り上げ、塗装したプラモデルをオークションサイトにも出品しているそうです。定価の何十倍、何百倍とは行きませんが、そこそこの価格で落札されることもあるとのこと。自分が作ったものに価値を見出し、お金を出してくれる。これは純粋に嬉しいものです。まさに「趣味と実益を兼ねる」ですね。

 

 

塗装ブースもそうですが、もう一つ僕が欲しい場所。それは、読書空間です。

まずは床に置かざるを得ない大量の本をちゃんとしまえる本棚の増設。本は増える一方なので、どこまで行っても本は溢れそうですが、最終目標は壁面本棚です。

座り心地のいいソファも欲しいですね。今は基本、ベッドに寝転びながら読むことが多いのですが、長時間は体が疲れるので。あとはソファに似合うローテーブルや洒落たスタンドライトも置きたいですねぇ。文字を追うのに疲れた目に優しい観葉植物なんかも置いたりして、ついでにオーディオ機器も……。

と、妄想は膨らむばかり。理想の読書空間が完成するのはいつになることやら。

 

たかが趣味、しょせん趣味。確かにそうです。本当に映画を観たければ映画館に行けばいいし、もっといい音で演奏や録音をしたければスタジオに行くべきでしょう。家でできることには限界はあります。

しかし、大切なのは「家をもっと楽しみたい」という心意気、そしてその遊び心。

コロナ禍における制限は少しづつ解除に向かっていますが、まだまだ油断は禁物。お家時間は必然、多くなるでしょう。そのストレスも、こんな遊び場が家にあればきっと解消できるのでは?

 

前へ戻る