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Vol.28 今年の汚れは今年のうちに。大掃除大作戦!

時は金なり。光陰矢のごとし。早いもので、今年も残すところあと一か月。やり残したことはありませんか? 何の目標も達成できないまま、2022年も終わりそう……ライターのタラです。

終わりよければ全て良し、とはよく言ったものです。せめて、大掃除でもして、今年の垢をしっかり落とし、心機一転来年を迎えようじゃありませんか。

僕は掃除が嫌いで、滅多にしないのですが、今年はやります(と思う)! ということで、ついつい試してみたくなる、目から鱗なお掃除テクニック&アイデアをピックアップ。ではでは、どこから始めましょうか……?

 

 


【隙間汚れにコレ一本。塗って剥がすだけの木工用ボンドパック】

 

世の中には天才的な閃きを持っている人がいるな、と感心してしまったテクニック。

これは、プラスチックや金属には付きづらい「木工用ボンド」の性質を、逆に利用するというもの。ブラシをしにくく、そのくせ水垢や汚れが溜まりやすい蛇口まわり。そんな掃除難儀な部分には、この木工用ボンドのパックをお試しあれ。

やり方は簡単。蛇口まわりの水分をきっちと取り、ボンドをグルリと塗るだけ。気持ち厚めに塗るのがコツ。剥がしやすくなります。

難点は、最低でも一晩、ボンドの厚みによっては二日、三日と、渇くまでに時間を要すること。また、濡れると吸着力が落ちるので、蛇口まわりという場所上、作業する時間には気をつけて。

基本、ガスコンロや換気扇、浴室、ドアの把手などなど、木製でなければどんな場所でも使える技です。ネットを見ると、リモコン類にも使っている例を見かけましたが、これは正直やめた方がいいかも。精密機器ではありますし、あまり凹凸がありすぎる物だと、ボンドをキレイに剥がすのが難しくなります。

乾いたボンドをペリリッと剥がす瞬間、癖になるかも……!?

 

 

【読むだけじゃない。いらない新聞紙で鏡がピカピカに】

 

気が付くと汚れているのがお風呂場の鏡。本来、体をキレイにする場所なのに、汚い鏡は嫌ですよね。重曹やクエン酸、お酢などを使う方法もありますが、もっとも簡単なのは新聞紙を使うこの技。方法も何もありません。洗剤すら不要の超エコ技です。

まずは鏡をまんべんなく湿らせます。そして新聞紙をクシャクシャに丸めて濡らし、あとはひたすら鏡をこするだけ。新聞紙のインク成分が油成分に反応して、汚れをこそげ落とします。

ひと通りこすり終えたら、最後に今度は乾いた新聞紙で鏡面を拭き取るだけ。汚れも曇りも一掃してくれます。

ここで一つ注意点。新聞紙でプラスチック面を拭かないこと。インクはプラスチックには吸着しやすいので、インクが溶けだすと汚れがうつってしまいます。

ここまで来たら、以前紹介した「液体のり」でコーティングすれば、曇りも押えて、キレイな鏡の出来上がりです。

 

 

【優しい&安全な漂白剤? 卵の殻の活用法】

 

水筒や徳利、細長いコップなど、注ぎ口が狭い食器類は手が入らないので洗いづらいもの。漂白剤を使うという方法もありますが、臭いが強いのでちょっと躊躇することも。そんな時は、卵の殻が大活躍! 流石に使い道はないと思っていましたが、ありました。

砕いた殻と少しの水を入れて、口を押えてシェイカーみたいに振るだけ。殻が研磨剤変わりなって、底にこびりついた茶渋や汚れ、ヌメリを取り除いてくれるそう。

さらにミキサーの掃除にも使えちゃうんです。一枚一枚刃を洗うのは構造上面倒くさいし、刃で怪我をする可能性も。そんな時は水と殻を入れてミキサーを回すだけ。刃の裏側の掃除もアッというまに完了。

また、本物の漂白剤には叶いませんが、ふきんや雑巾を漂白することも可。やり方はこちらも簡単。鍋に卵の殻とふきん等を一緒に入れて、煮沸するだけ。真っ白に!とはいきませんが、ちょっとした黄ばみならすっきり漂白できるそうです。

 

 

【油汚れの最終兵器。自作スチーマーを作ろう】

 

熱と圧をかけて、一気に油汚れなどを落としてくれるスチームクリーナー。あると確かに便利ですが、正直少し値が張るのも事実。簡単には買えません。そこでオススメなのが、ドライヤーを代用した自作スチーマー。準備するモノはたったの三つ。ドライヤー、キッチンペーパー、ビールだけ。もちろん、ビールは残りもので構いませんし、何ならアルコールが入っていれば焼酎でもウイスキーでもOKです。

やり方はいたってシンプル。

ビールに浸したキッチンペーパーを掃除したい箇所に貼り付けて、その上からドライヤーの温風を30秒~1分ほど当てるだけ。

そもそも油汚れは、熱に弱く、アルコールで分解できるそう。圧力をかけられない分、この性質を使って上手に補っているわけです。人間の叡智は奥深い!

ただし、糖分が入っている酎ハイやサワー系は控えて。ベタベタが残っちゃいますよ。

 

 

【意外な盲点。シャワーヘッド、洗ってますか?】

 

バスタブやタイルの隙間、鏡など、お風呂場は掃除する箇所が多く、その分、掃除アイデアも豊富。ですが、意外な盲点、というか考えたこともなかったことが。それがシャワーヘッドの掃除。したこと、ありますか? 実は水垢や石鹸汚れでかなり汚くなっているんです。そんな汚れたシャワーを使っていたなんて、ゾッとします。

本来ならば分解して洗浄するのがベストですが、それは手間も時間もかかります。そこで便利なのが「漬け置き洗い」です。使うのはお酢。

シャワーヘッドがすっぽり浸かるサイズの洗面器やバケツに70~80℃程度のお湯を用意し、お酢を200ミリほど(1カップ)投入。そこにシャワーヘッドを漬け置きます(1時間程度)。

お酢が作用して汚れが落としやすくなるので、スポンジやブラシなどで軽く擦ればOK。シャワーの目地の中の汚れも落ちるので、シャワーの出も蘇ります。

お酢には殺菌作用があるので、漬け置き終わったお湯はそのままお風呂掃除に使うのもあり。

ただ、この方法にはいくつか注意点が。まず、絶対に塩素系洗剤と混ぜないこと。有毒ガスが発生するので絶対に併用禁止。そして、お酢には「穀物酢」を使うこと。すし酢や黒酢には砂糖や調味料が入っているため、べたつきが残るので注意が必要です。

実際、シャワーヘッドを洗ってみたら、あまりの汚れにビックリする……かも。

 

 

いかがだったでしょうか。

基本、家にあるものや身近なもの、使い道がなかったものなどを活用するアイデアを集めてみました。木工用ボンドのパックなんて、試してみたくなりませんか?

今年もあと一か月。どれだけ掃除できるかわかりませんが、せめて自室+一か所くらいはキレイにしたい。そんな気が沸いてきました。

もちろん、今回紹介した意外にも、少し調べれば色々なアイデアに出会えるはず。大変な大掃除を、楽しく、簡単に。あまり大上段に構えずに。ちょっとだけキレイになった家で、新年を迎えてみませんか?

 

 

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